「そろタッチって本当に効果あるの?」
「口コミで見たけど、続けられるのかな?」
そんな疑問を持つママ・パパに向けて、7歳の息子が実際にそろタッチを体験した4カ月間の成長を時系列で紹介します。
我が家のリアルな口コミをベースにしています。そろばん教室との比較も交えながら、“うちの子にはどちらが合うのか”を見極めるヒントをまとめました。
そろタッチとは?口コミで話題の“タブレット暗算アプリ”
そろタッチは、そろタッチ株式会社が開発したそろばん式暗算をデジタルで学べるアプリ教材です。
タブレットを使い、ゲーム感覚で「そろばんの珠の動き」を頭の中でイメージしながら暗算力を鍛えていくのが特徴です。

従来のそろばん教室では「手を動かして覚える」スタイルでしたが、
そろタッチでは「目で見て、頭で動かす」スタイルへと進化。
短時間でも集中して学べるよう設計されています。
そろタッチ入会前に私自身が気になった【7つの疑問】に答えます!
Q. 何歳からはじめる?
そろタッチは公式的では「5歳〜小2」くらいを推奨。
息子が始めたのは7歳の夏で、まだ親のサポートが少し必要な時期でした。
年長~小1で始める場合は、親が一緒に操作を見てあげるとスムーズです。
Q. 料金はいくら?
月額は3,960円(税込)です。
「送迎不要」「毎日、好きな時間に何回でも取り組める」という点が魅力。
アプリ内課金は一切なく、月額のみで完結します。毎月1日に課金されます。
Q. タブレットはipadのみ?
アプリはiPadだけではなく、Androidタブレットにも対応しています(環境・スペック制限有)。
我が家もAndroidを使っていますが、タッチの反応や操作性に問題はありません。
Wi-Fi環境は必須ですが、Apple Pencilなどの専用ペンは不要。指だけで操作できます。
※動かない場合がありますので、動作環境の詳細は公式サイトで必ず確認してください。
Q. 本当に暗算名人になれる?
公式サイトには達成した子の動画も多数掲載されており、最初は「特別な子だけ?」と思っていましたが、息子の成長を見ていると、同じように力を伸ばせそうだと実感。
Q. 期間はどれくらい?
公式の目安は「2年で暗算名人」。
我が家の場合、7歳で始めたこともあり、少し早めの進度、3カ月で8ステージ目まで進み、残り16ステージです。今のペースなら1年未満で到達できそう。
ネット上には、数カ月で達成した子の口コミもあります。
Q. 続けてどんないいことがあった?
まず、数字への抵抗がなくなること。
「できる!」という小さな成功体験が毎日積み重なります。
また、学習中の集中力が上がり、体験で行ったそろばん教室でも驚くほど吸収が早い。
何より、本人が「勉強=楽しい」と思えるようになったのが一番の変化。
Q. 達成後、退会しても効果は続くの?
暗算力は「自転車のように一度身につくと忘れにくい」スキル。
ちなみに私の兄は過去にそろばんの達人でしたが、辞めて何十年経っても計算はとても速いです。
凡人の私から見たら驚くほどで、暗算力が身につくと持続性も高いことを実感。
そろタッチを続けると実際どんな変化があるのか?7歳の実体験
1カ月目|「2+2」数字と仲良く
そろタッチを始めた最初の1カ月は、ゲーム感覚で数字と仲良くなる期間。
アプリのカラフルな演出に引かれて、目を輝かせます。
数の構成を自然に覚え、学習習慣の土台が完成。
【できるようになったこと】2+2、5+1、7−1、など
2カ月目|「5+8」頭の中で珠が動く
2カ月目になると、画面を見ずに計算できる瞬間が増えてきます。
「見なくてもわかるの?」と親が驚くほど、暗算の芽が出てきました。
【できるようになったこと】5+8、13+4、20+30、15-4、など
3カ月目|「26+8」暗算が早くなる
3カ月目に入ると、暗算が早くなったと分かります。
日常でも「あと何日?」「お釣りはいくら?」などの計算も早い。
とも(ペア)の概念が身についたことで、繰り上がり・繰り下がりもスムーズです。
【できるようになったこと】7+8+1、13+8-2、21+36、4×3など
4カ月目|「36+65」集中力と応用力
「僕は算数が得意だから」と自分から言うようになりました。この頃、そろばん教室を体験したところ、驚くほど理解が早く先生にも感心されました。
そろタッチで培った“頭の中のそろばん”が動いているのがはっきりわかります。
【できるようになったこと】36+65、46+48、20‐2‐7、6×8、7×9、など
「そろばんVSそろタッチ」比較!
そろタッチとそろばんの違い一覧表
| 比較項目 | そろタッチ | そろばん |
|---|---|---|
| 学習場所 | 自宅 | 教室 |
| 学習時間 | 1日10分前後~ | 約1時間以上 |
| 集中の持続 | ゲーム性で集中するが短め | 周囲の雰囲気で長く続く |
| 成果の実感 | クリア演出で達成感◎ | 問題量で達成感◎ |
| 向いている子 | 自分のペースで学びたい子 | 集団の中で頑張れる子 |
それぞれの特徴と魅力を簡単に紹介
タブレットを使ってそろばん式暗算を学ぶ「そろタッチ」。
自宅で短時間でも続けやすく、毎日の習慣づくりにはとても向いています。
一方、「そろばん」は実際に手を動かして学ぶスタイル。
指で珠を弾く感覚や音のリズムを通して、数を「体で覚えていく」ような学び方です。
どちらも暗算力を育てるという目的は同じですが、
取り組み方や環境が大きく異なります。

そろタッチはタブレットで気軽に続けられるし、ゲーム感覚で子どもが飽きにくいですね。
一方そろばんは、手で珠をはじく感覚があるから“数字を体で覚える”感じ。
どちらも暗算力を鍛える点は同じですが、アプローチが異なります。
Q. 結局、どちらが良い?
個人的な感想としては、導入部分に関しては「そろタッチ」が圧勝。
そろタッチは、幼児さんから小学生まで「数字と珠の動きの関連性」を自然に理解できるよう設計されています。
珠の動きをナレーション付きの動画で確認しながら、何度でも反復練習ができる。
間違えたときにはすぐに正しい動きを丁寧に解説してくれるため、理解が深まります。
さらに、同じ問題に再チャレンジできる仕組みまである。
そして、何より楽しい!
そろタッチの口コミにも多くありますが、「数字の世界って楽しい」と感じさせてくれる点で、導入教材としては本当に優秀。
反対にそろばんの導入はと言えば、「指をこう動かすんだよ、1,2,3」ってあまりワクワクするものではなく、学習するというイメージ。できるようになってくると達成感が感じられるものではないでしょうか。
Q. そろタッチはそろばんの代わりになる?
我が家も最初にそろタッチを始めたときは、「そろばんの代わりになる」と思っていました。
結論から言うと、進むにつれてそろばんとは少し方向性が変わっていく印象。
そろばんは「そろばん」という道具を使い、より大きな数字や小数点以下の計算までチャレンジしていく学習法です。
その訓練と並行して、暗算の練習も進めていくのが特徴です。
一方そろタッチは、あくまで「暗算力を育てる」ことに特化した教材です。
数字を「見て・考えて・頭の中で動かす」練習を通して、珠算式暗算の基礎を自然に身につけられるようになっています。応用はできますが、そろタッチ内で大きな桁数や小数点以下の扱いはありません。
「そろばんVSそろタッチ」我が家の口コミ体験談、小2が1時間半で170問!
そろタッチ開始3ヶ月目で見えた課題
我が家の息子は7歳の夏にそろタッチをスタートし、2ヶ月でJ1からJ7まで進みました。
これはそろタッチカリキュラムでは7か月分に相当する学習量で、進み方としてはかなり早い方。
自宅学習だからこそ短い時間でもコツコツ続けることができ、これだけの成果を出すことができました。
ただ、それでも小2の息子にとってはテンポが「ゆっくりだ」と感じることが多々ありました。もともとそろタッチは5歳~の数字を数え始めたばかりのお子さんでも無理なく進めていけるカリキュラムです。
小2の息子ならもっとどんどん進めていくことができるはずなのに、進まないジレンマのようなものがこの2か月間ずっとありました。ステージをクリアするたびに音や演出が入り、テンポが止まる場面が多いので、集中の波が切れてしまうこともあります。
3面終えると「今日はたくさんやった!」という達成感が強く、ボリュームに対して満足感が高い一方で、「もっとやりたい」という気持ちにはつながりにくいところもありました。

テンポをゆるやかに設計しているのは、“達成感”と“継続しやすさ”を重視しているからでしょう。
ただ、理解力が高い子にとっては、もう少しテンポアップした方がモチベーション維持につながる可能性があります。
そろばん教室いざ体験!
そんな中、つい先日このジレンマの解消に結び付く可能性を求めて、そろばんの体験教室に参加してみました。思いつきの参加だったのですが、結果は驚くものでした。
息子はそろばん体験教室の間、1時間半ほぼ集中しっぱなし。
終わったあとに「もう終わり?」と言うほど、集中して時間を短く感じていたようです。息子は「20分くらいに感じた」と言っていました。
周囲の子どもたちの真剣な雰囲気や、先生のテンポの良い指導が自然と集中力を引き出してくれたのだと思います。

そろタッチでは『3面クリア=達成感』でしたが、そろばん教室では1時間半で170問。
やっぱり、テンポのある指導と教室の空気って、集中力を一気に引き出す力があるんだと実感しました。こんなにも子どもの力を引き出すとは驚きです。
そう考えるとそろタッチの通学教室も魅力だったのですが、残念ながら私の住む県には開講している教室がありません。
そろタッチで育てた感覚は、そろばんに生きる!
そろタッチで学んだ「とも(友)=ペアの数」の考え方は、
そろばんの基礎でも非常に役立つと感じます。
例えば「7のともは3」などの感覚を、そろタッチの歌や動画で身につけていたことで、そろばんでも自然に指が動き、理解がとても早いです。
こういった感覚的なことは、ゲーム性のある「そろタッチ」での学習が圧倒的に有利です。
そろタッチ最大イベント「そろフェス」終了後、そろタッチ→そろばん教室か?
そろばんの体験を終えて、我が家はそろタッチ→そろばん教室へ変わることも検討しています。もっと大きな数字に対する感覚的なものを伸ばしたいという思いからです。
ですが、今現在も息子はそろタッチを辞めたくないといっています。それは単純に「楽しいから」。 「勝手に解約したら怒るよ!」とまで言われています。
とりあえず、11月に開催される「そろフェス2025」には、これまでの努力の集大成として参加したいと考えています。(その様子から今後を考えていきたいと思います。)
暗算の腕を試せるチャンス、楽しみながら挑戦!
そろタッチ仲間やハイステージのお友達の様子も見られます。
まとめ|「そろタッチ→そろばん」は最強の流れかも
そろタッチと、そろばん教室の体験を通して、どちらにも明確な良さがあると感じました。
そろタッチは「学ぶことへの抵抗をなくす」「自信を育てる」入口として最適。
そろばんは「集中力」「実践力」「持久力」を伸ばす場として力を発揮します。
我が家の印象としては、楽しく、家庭で、日々短時間で必要十分な暗算力を身につけるなら「そろタッチ」。数字を通して暗算を含むその先の世界まで突き詰めたいなら「そろばん」というイメージです。
もしそろばんを始める予定があるなら、導入としてそろタッチを最初数ヶ月取り入れるのがおすすめ。
繰上り・繰下がりが出てくるJステージ後半あたりでそろばんに切り替えると、スムーズに移行できるのではないでしょうか。
また、初めにそろタッチを選択しておけば、性格的に向いているのであればそのまま継続するだけで、着実に暗算力を身につけることができます。
そろばん教室の雰囲気は場所によってさまざまですが、静かな環境やテンポの速さに最初は緊張する子もいるかもしれません。
最初の段階で「数字が苦手」になってしまってはもったいないので、私個人の感想としてはやはり導入はそろタッチが安心です。数字嫌いになってしまっては元も子もありません。
どちらに進むにしても、「楽しく続けられる」ことが一番大切だと思います。
というわけで今後の選択も含め、引き続き息子の暗算力レポートを行っていきたいと思います。

そろタッチで自信を育て、そろばんで実践力を伸ばす。
この2つのステップがうまく噛み合うと、学びのリズムがとても良くなると感じました。
“そろタッチ→そろばん”は、暗算学習の理想的な流れかもしれません。

