はじめに|どちらを選ぶべき?迷う親が多い理由
子どもの計算力を伸ばす学習方法として定番の「公文」と、近年人気が高まっている「そろタッチ」。
どちらも“計算に強い子”を育てる教材ですが、実際にやってみるとその方向性はまったく違います。
私は7歳の子どもにそろタッチを使わせていますが、まわりには公文経験のある友人も多く、両者の違いや効果の出方にはっきりと差があると感じました。
この記事では「どちらがうちの子に合うか迷っている」方に向けて、教材・効果・費用・続けやすさを詳しく比較します。
① 教材と学習スタイルの違い
| 比較項目 | そろタッチ | 公文(算数) |
|---|---|---|
| 学習スタイル | タブレットで暗算トレーニング | 紙のプリントを反復練習 |
| 学習時間 | 1日10〜15分 | 教室週2+宿題 |
| 学習場所 | 自宅完結 | 教室+家庭 |
| 教材の特徴 | フラッシュ暗算式・ゲーム感覚 | 基礎計算の徹底反復 |
👉 そろタッチはテンポ重視、公文は積み上げ重視。
ゲームのように「正解テンポ」が流れるそろタッチは、子どもが自然と集中します。
一方、公文は“コツコツ型”で、集中よりも“我慢強さ”を育てる教材です。
② 学習効果の違い|暗算力 vs 基礎力
そろタッチで伸びる力
- 頭の中で数をイメージする“珠算式暗算力”
- 計算スピードと集中力
- 問題に対する瞬発力
💬 我が家の体験談
1か月で学校のドリルが「え、もう終わったの?」という速さに。
3か月後には筆算を使わずに計算できるようになりました。
「速く・正確に・楽しく」こなせるようになるのがそろタッチの魅力です。
公文で伸びる力
- 足し算・引き算などの計算基礎力
- 学習習慣と忍耐力
- 応用よりも「反復と正確さ」
💬 公文経験のある親の声
「とにかく量をこなすから、どんな子でも“算数に慣れる”。
ただ、楽しくはないから親が根気強く付き合う必要がある。」
👉 まとめると:
- そろタッチ=瞬発力と暗算
- 公文=持久力と基礎
③ 費用と負担感の比較
| 比較項目 | そろタッチ | 公文(算数) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 3,960円(税込) | 約7,700円(地域差あり) |
| 準備・通学 | タブレット1台でOK | 送迎・宿題チェックが必要 |
| 続けやすさ | 自宅で完結 | 通塾型の強制力あり |
公文は通うことでペースを作りやすい反面、送迎・宿題チェックが親の負担になります。
共働きや下の子がいる家庭では、そろタッチの自宅完結型が現実的です。
④ 続けやすさの違い|モチベーションと性格で変わる
- そろタッチは「自発的にやる」タイプの子に向いています。
→ ゲーム感覚なので飽きにくいが、熱中しすぎることも。 - 公文は「決まった時間に机に向かう」タイプに向いています。
→ ルーティンが好きな子なら続くが、反復を嫌う子はストレスに。
💬 実際の口コミでは:
「そろタッチで初めて“自分から勉強したい”と言った」
「公文は強制力があるけど、本人のやる気までは育たなかった」
👉 つまり、「性格」に合わせるのが最大のポイント。
⑤ どんな家庭にどちらが向いているか
| タイプ別おすすめ | そろタッチ | 公文 |
|---|---|---|
| 家で完結したい | ◎ | △ |
| ゲーム好きな子 | ◎ | × |
| 学習習慣をつけたい | △ | ◎ |
| 共働き・送迎難しい | ◎ | × |
| 親が見守る時間がある | ○ | ◎ |
⑥ 両立・併用は可能?
実は「そろタッチ+公文」の併用もできます。
ただし、目的を分けることが大切です。
- 公文で基礎力(筆算・書く力)
- そろタッチでスピードと暗算
我が家では公文をやめてそろタッチに切り替えましたが、「短時間で集中できる学習」がうちの子には合っていました。
⑦ まとめ|性格と家庭環境で選ぼう
どちらが優れているというより、
子どものタイプと家庭のリズムに合う方を選ぶのが正解です。
- 集中力が短く、飽きやすい子 → そろタッチ
- コツコツ型・反復が得意な子 → 公文
- 親のサポート時間が限られる → そろタッチ
- 学習習慣を重視する家庭 → 公文
👉 「そろばん」との違いも気になる方は、こちらの記事も参考にどうぞ。
→ そろタッチとそろばんを比較|どちらが向いている?

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